こんばんは、ドクトルです。
このブログは皆様に役立つ歯科の知識、時事ネタなどをお伝えしている雑記ブログです。
さて今回は、先週終了したドラマ「リエゾン:こどものこころ診療所」の中で、個人的に刺さった名言をご紹介していきます。
完全に私の独断と偏見なので悪しからず。
- リエゾン:こどものこころ診療所 第1話〜第8話の名言はこれだ
- リエゾン名言:第1話「凸凹なあなたでも、あなたにしか出来ないことがあるはずだ。痛みを抱えているからこそ、人に寄り添えることだってあるはずだ。」
- リエゾン名言:第2話「もう誰も死んでほしくない。でもお父さんと一緒にいたくない。」
- リエゾン名言:第3話「ASDはお母さんのせいじゃない。生まれもったものです。もしいじめられるようなことがあったら、私も助けになります。」
- リエゾン名言:第4話「気持ち悪くないよ。私も一緒だから。」
- リエゾン名言:第5話「『しっかりしているから大丈夫』という無意識な大人の言葉が、知らずに子供を追い詰めているんです。」
- リエゾン名言:第6話「タブレット使うのずるい?」「じゃあ私がメガネ使うのずるい?ずるくないでしょ?それと一緒。」
- リエゾン名言:第7話「最近見たくない夢を見ます。妻が生きていた頃の夢です….」
- リエゾン名言:第8話「ママは死んだから、もう二度と会えません」
- まとめ
リエゾン:こどものこころ診療所 第1話〜第8話の名言はこれだ
リエゾンというドラマは、発達障害、精神障害を抱えた子供達をテーマにした物語です。
障害を抱える当事者の苦しみ、またそれを抱える親御さんの苦悩がリアルに描かれています。
では早速ですが、第一話から順に紹介していきます。
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リエゾン名言:第1話「凸凹なあなたでも、あなたにしか出来ないことがあるはずだ。痛みを抱えているからこそ、人に寄り添えることだってあるはずだ。」
研修医の遠野先生は忘れ物・ケアレスミスなど、不注意が人より目立つ。
所謂ADHDである。
このうっかりミスがとうとう仕事にも支障をきたすようになった。
何と、患者さんに処方する薬の量を間違えるという致命的なミスをしでかしてしまったのだ。
この大失態に教授は呆れ果て、遠野先生は大学病院を追われてしまう。
そして行き着いた先は、さやま・こどもクリニック。
佐山院長からは発達障害の疑いが強いことを言われる。
ショックを受けた遠野先生。
「もう医者なんて無理だ。辞めよう。」
完全に意気消沈した遠野先生。
そんな遠野先生に言った、佐山院長の言葉がこちら⏬
「凸凹なあなたでも、あなたにしか出来ないことがあるはずだ。痛みを抱えているからこそ、人に寄り添えることだってあるはずだ。」
発達障害だからといって、無能なわけではない。凸凹なあなただからこそ出来ることがある。そして凸凹という痛みを持っているのであれば、同じ痛みを持っている人達に寄り添えるじゃないか。
大学病院で散々否定され続けた遠野先生だったが、この時初めて温かい言葉をかけられたのだった。
なお、かくいう佐山院長も発達障害を抱えている当事者であった。
リエゾン名言:第2話「もう誰も死んでほしくない。でもお父さんと一緒にいたくない。」
ゆりちゃん(浅田芭路)という女の子がいた。
家は父子家庭である。
家庭環境はとても複雑で、父は重度うつ病で無職、一方母親は重度精神病を患い自殺している。
家事のほとんどを、ゆりちゃん一人でこなしており、訪問看護師の川島雅紀が時折お伺いしている。
彼女の大きな問題は、家庭環境もさながら、2~3ヶ月も学校に行けてないということである。
学校に行けない理由は、家庭環境もあるが、ゆりちゃんの中の感情も大きく影響していた。
「学校に行っている間にお父さんが死ぬかもしれないから。」
実はゆりちゃんの父はうつ病の影響もあって、常々口癖で「死にたい」と連呼していた。
そして事実母親も自殺している。
自分がいない間に、死んだらどうしよう。
だから恐くて学校に行けなかったのだ。本当は行きたいのに。
しかし、今の退廃的な家庭環境に晒されるのはもう限界だ、という気持ちもあった。
「もう誰も死んでほしくない。でもお父さんと一緒にいたくない。」
誰にも言えなかった、この苦しく複雑な気持ちを遠野先生に初めて打ち明けたのであった。
結果、ゆりちゃんは児相にて一時保護されることとなった。
リエゾン名言:第3話「ASDはお母さんのせいじゃない。生まれもったものです。もしいじめられるようなことがあったら、私も助けになります。」
のぞみちゃんという女の子はASD(自閉症スペクトラム)を抱えている。
いつも会話が一方通行で、こだわりが強いという特性がある。
ある日のぞみちゃんが、公園にいる男子達にイジメられるという事態が起こった。
この時母(黒川智花)は悔やんだ。
「普通に産んであげれなくてごめんね….」と
障害を持ったのは自分のせいだ。
ひたすら自責する母に、言語聴覚士の堀凛先生が言った言葉がこちら⏬
「ASDはお母さんのせいじゃありません。生まれもったものです。もしいじめにあったら助けになります。」
この言葉のおかげで、のぞみちゃんのASDを両親は前向きに捉えるようになったのである。
こういった言葉をかけれる人間でありたいが、いざという時にはかなり慎重になると思います💦
リエゾン名言:第4話「気持ち悪くないよ。私も一緒だから。」
摂食障害に悩める女子高生、古川朱里(片岡凛)
「痩せると皆が褒めてくれる、憧れてくれる」
この優越感が拍車をかけ、いつしか太ることに異常な恐怖を感じるようになってしまった。
食べては吐くを繰り返す。
辞めたくても辞められない。無論、こんなことをしているなんて誰にも言えるわけがない。
しかし、とうとう友人のしずく(鈴木奈央)にバレてしまう。
一番見られたくないものを見られてしまった朱里。
終わった….
朱里は聞く。
「こんなことしている私って気持ち悪いでしょ?」
ところが、しずくからの返答は意外なものだった。
「気持ち悪くないよ。私も一緒だから。」
そう言うと、しずくは自分の腕に残っている火傷の跡を朱里に見せた。
朱里と同じように、しずくも人には言えない、一人きりで抱えていた悩みがあったのである。
一人で苦しんでいた朱里を、優しく受け止めたしずく。
彼女らの絆がより深まったのは、言うまでもない。
リエゾン名言:第5話「『しっかりしているから大丈夫』という無意識な大人の言葉が、知らずに子供を追い詰めているんです。」
足立茜(古川凛)、小学6年生。
彼女は1日の大部分を、母(奥名恵)の介護にあてている。
所謂ヤングケアラーである。
この状況については、学校の教師達も知っていた。
だが、学校側は事態を深刻に捉えていない。
「ヘルパーもいるし、その上足立さんは優秀だから」
実際の彼女は息つく暇もない。
常に母の介護に追われているのである。
そして、とうとう茜ちゃんの体力は限界に達しベランダで気を失ってしまう。
たまたま茜ちゃんの家庭訪問に向かっていた、向山先生が事態に気づき、さやま・こどもクリニックにて保護することになった。
やはり相当疲労が溜まっていたのか、爆睡する茜ちゃん。
茜ちゃんの寝顔を見ながら、向山先生は言った。
「『しっかりしているから大丈夫」という無意識な大人の言葉が、知らずに子供を追い詰めているんです。子供はどんなに大人のように見えても子供なんです。自分が無理していることも分からず、それを訴える術が分からないのが子供なんです。」
かくいう、向山先生も同じくヤングケアラーであった。
なので、茜ちゃんが抱える苦しみが痛いほど分かるのだ。
ヤングケアラーは1学級に1〜2人もいるとされます。
もし学校に似た状況の子供がいたら、事務的に対応するのではなく、寄り添う姿勢を示さなければならないですね。
リエゾン名言:第6話「タブレット使うのずるい?」「じゃあ私がメガネ使うのずるい?ずるくないでしょ?それと一緒。」
宮内優太君はSLD(識字障害)を抱えている。
読めるけど書けない。
それを周りから馬鹿にされる。
「周りから馬鹿と思われるのが悔しい。」
優太君は苦しんでいた。
そこで佐山院長はマイペースに読み書きが出来る、タブレット学習を提案した。
早速宮内家は学校側に頼みにいった。
だが、学校側はこれを拒否。
優太君一人だけが、タブレット学習をするとイジメに繋がりかねない、ということだ。
結果的に、幾度の話し合いを重ね了承を得ることは出来た。
優太君は母に問う。
「僕がタブレット使うのってずるい?」
母は答える。
「じゃあ優太は、私がメガネかけてるのずるいと思う?ずるくないでしょ?それと一緒。」
シンプルな答えですが、非常に本質を得ているなと個人的に思いました。
リエゾン名言:第7話「最近見たくない夢を見ます。妻が生きていた頃の夢です….」
丸山一家は、父と子供2人の父子家庭。
母親は交通事故で亡くなっている。
そして娘、優実ちゃんは重度のASD(自閉症スペクトラム)である。
仕事もしながら、慣れない家事をこなし、目まぐるしい1日を過ごしているお父さん。
ふとした瞬間に奥様のことを思い出す。
特に、寝ている時に、妻と一緒に過ごしたあの頃が夢に出てくるのである。
色々と重いものを抱えているお父さんの苦悩が滲み出たセリフだと個人的に思いました。
リエゾン名言:第8話「ママは死んだから、もう二度と会えません」
丸山家の母は事故死している。
しかし、子供達はお化け屋敷に行けば、また会えると思い込んでいた。
というのも、グリーフケアにて、とある男子の「お母さんは死んでお化けになりました。」という発言を真に受けてのことである。
佐山院長は丸山さんに、子供達にお母さんの死を受け入れさせるべきだ、と主張する。
お空に行った、お化けになった、お星様になった….
事実を受け入れなければ、こうした幻想にずっと囚われかねない。
丸山さんは、意を決して子供達にお母さんには二度と会えないということを伝えた。
「死」というものを率直に伝えたのだ。
「ママは死んだから二度と会えない。遠い所にも、お化け屋敷にも。もうどこにもいないんだ。」
伝えた後、3人はベンチに身を寄せ合いひたすら泣いたのであった。
リアルタイムで見ていた私の目からも汗が….
まとめ
というわけで、以上リエゾン第1話から8話までの、個人的に刺さった名言集でした。
第7話はちょっと違うかもしれないですが….
余談ですが、TVerでもまだ配信中なので、宜しければ是非ご覧くださいませ!⏬
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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