こんばんは、ドクトルです。
しかし、今日は灼熱でしたね。体力ばかり奪われ、午前中はほとんどやる気がありませんでした。。。暫くこんな日が続くと思うと、本当だるいですね。
さて今回はタイトルにもあるとうり、実は口の中にもカビが生えることがあります。
病名は口腔カンジダ症といいます。一度は聞いたことあるんではないでしょうか。
これ、訪問歯科をしていますと、結構な確率で遭遇します。そしてご本人様も症状を訴えることが少ないので、見落とされていることも多々あります。
本日は、実際の画像をお見せしながら口腔カンジダ症についてご紹介していきます。
この記事を読んで分かること ⏩口腔カンジダ症の実際の様子、及びカンジダの対処法
それでは先ず、口腔カンジダ症ってどういう病気かについて説明していきます。
①口腔カンジダ症とは
- 真菌(カビ)
- そもそも誰の口の中にもある常在菌。
- 体の免疫力が低下した状態で一気に増殖することで起きる
- 白色、もしくは赤色を呈する
- 原因 ⏩ 免疫力低下(エイズ、がん、糖尿病など)免疫抑制(ステロイドなど)口腔内不潔
下に画像を載せておきます⏬⏬
上が白いケース、下が赤いケースです。
前者は、ガーゼで拭うと取れることが多いです。教科書的には痛みがある、と書かれていますが実際症状を訴える方は、今まで会ってきて少ないように思えます。
一方、後者は入れ歯を付けっぱなしにしている方に多いです。痛みはなく、何となく変な違和感を訴えることが多いとされます。
②対処法
それでは、実際立ち会った時どうすれば良いのでしょうか。
大きく三つあります。
- 口腔内を徹底的に清潔にする
- 抗カンジダ薬投与
- 体力つける
一つ目、口腔内を徹底的に清潔にする。まずは、不潔な状況を改善させましょう。入れ歯をつけている方に関しては、日々の洗浄を徹底しましょう。私の経験ですが、これだけでも薬出さずとも意外に治ったりします。
そして二つ目は抗カンジダ薬投与。私がよく使うのは、ファンギゾンシロップというものです。
見てのとうり、濃いオレンジ色をしており着色はします。味はやや甘めです。
これを食後の歯磨きをしてから、1ml分お口に塗ってもらっています。必要な時は、歯医者に言ってもらえれば処方します。実際1週間継続したら治癒していることが多いです。(使用方法はこちらから)
そして最後は、体力をつける。免疫が落ちた状態なので、しっかりと栄養補給をしてもらうことが重要になってきます。
まとめ
以上が口腔カンジダ症の実際と、その対処法になります。
私の体感としましては、PEG(胃ろう)の方など、経口摂取を長いことされていない方、寝たきりで口が開けっぱなしになっている方、または看取りの方で多いように思えます。
ですので、こういった方々は歯磨きの時に要注意して見ておいた方が良いです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
自分も使っています⏬⏬
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