こんにちは、ドクトルです。
少し前に「特養と老人ホームにかかる費用について調べてみた」という記事を掲載しました。
ここで、私ドクトル重大な勘違いをしていることに気づきました。
特養も老人ホームの一部じゃないかと。
だから⏫のタイトルって厳密に言えばおかしいんですよね。
後で、修正します。すいません^^;
前置きはこれぐらいにしておきまして、今回は「老人ホームの種類について〜ざっくりとこんな感じ」ということで、ご紹介していきます。
前回施設の費用について調べていたのですが
まあ施設の数が多いこと多いこと。
今回は丁度良い機会なので、一度整理してみます。
この記事がオススメな方 ⏩老人ホームってどこを選べばいいの?とお悩みの方々
それではご紹介していきましょう。
①老人ホームには民間施設と公的施設がある
まず前提としまして、老人ホームは民間施設と公的施設に分かれます。
民間施設・・・民間の事業者が高齢者の方を入所させて生活サービスを提供する施設
公的施設・・・行政機関が管轄を行う施設 民間施設より月額利用料安め。
それでは民間施設から見ていきます。
便宜上、民間施設は赤字、公的施設は青字で記載していきます。
②民間施設は4種類
まず民間施設は4種類あります。
- 介護付き有料老人ホーム
- 住宅型有料老人ホーム
- サービス付き高齢者向け住宅
- グループホーム
ちなみに費用相場はこちらです⏬
前回の記事(詳しくはこちら)にも書きましたが、有料老人ホームは入居金がかかります。
また、民間施設であるため、各事業者毎で値段設定が大きく変わるというのも特徴の一つです。地域によって大分値段の変動があるため、先ずは問い合わせてみましょう。
介護付き有料老人ホーム
文字通り、介護付きの老人ホームです。
詳しくいうと、都道府県から「特定施設入居者生活介護」の指定を受けている施設(特定施設)と定義されています。
特定施設入居者生活介護とは
特定施設に入居している要介護者を対象として行われる、日常生活上の世話、機能訓練、療養上の世話のことをいいます。〜(略)〜 特定施設入居者生活介護で受けることのできるサービスは、食事、入浴、排泄などといった日常生活における介護全般、リハビリテーションなどの機能訓練、療養上の世話などです。また、施設によっては医療処置を受けることもできます。
健康長寿ネットより引用
というふうに、充実した介護サービスを受けれる有料老人ホームといえます。
ちなみに介護サービスは定額料金とのことです。料金の目安は下記のとうりです。
そして、介護専用型(要介護一から可)、混合型、自立型の3タイプがあり、要支援の方でも入れるそうです。
∴ 要介護1からでも充実した介護サービスを定額で受けれる有料老人ホーム
住宅型有料老人ホーム
介護付きと比較して、ある程度自立度が高い方から入居できる施設。
そして介護サービスは自分で選択できるというメリットがある。
∴ 介護サービスを各自自由に選択できる有料老人ホーム
サービス付き高齢者向け住宅
位置付けが施設でなく、賃貸住宅。
自立度が比較的高い人が多い。
住宅型有料老人ホームと同じく、介護サービスは自分で選択する形です。
∴ 自立度が高い方向け。介護サービスは各自自由に選べる。
グループホーム
認知症を持つ高齢者が9人以下で共同生活する住居において、入浴、排泄、食事などの介護、その他日常生活上の世話及び機能訓練を行う。
地域密着型サービスの一つ。
地域密着型サービスとは
介護が必要となっても住み慣れた地域での生活が継続できるように24時間支えるという観点から日常生活圏内にサービスの拠点を確保し、提供されている。
原則として居住する市町村内で提供されるサービスのみ利用できる。
注)MEDIC MEDIA出版「公衆衛生がみえる」より引用
∴ 認知症の方同士で、住み慣れた地域に少人数で生活する施設。
③公的施設は4種類
続いて公的施設ですが、これも4種類あります。
- ケアハウス
- 特別養護老人ホーム
- 介護老人保健施設
- 介護医療院(介護療養型医療施設)
費用相場は以下のとうりです⏬
表の通り、民間施設に比較して利用料金は大分抑えられています。
ケアハウス
自宅での生活が困難な方、身寄りのない方、家族と同居できない方が対象。
原則60歳以上の高齢者の方のみ。
低額の料金で入居できる。ただし施設によっては、入居時に保証金を支払う必要あり。
介護型と自立型がある。前者は65歳以上で要介護1から入居可。
介護度が上がると退去になることがある。
∴ 家で生活できない高齢者が対象。要介護度はせいぜい2まで。
特別養護老人ホーム
65歳以上で常時介護が必要な方。要介護3以上でないと入居できない。
身寄りのない認知症高齢者、やむを得ず介護保険を利用できない方なども対象。
看取りまで見れる。
∴ 要介護三以上で常時介護必要な方が対象。看取り対応も可。
介護老人保健施設
退院後、すぐに在宅に戻れない要介護者が対象。病状は比較的安定している方。
在宅復帰を目的とした施設。それまではリハビリを頑張る。
期間が決められており、長くて半年まで。
∴ 在宅復帰目的でリハビリを3~6ヶ月頑張る施設
介護療養型医療施設
常時医学的管理(カテーテル装着など)が必要な要介護者。
医療ケアが中心。
看取り、ターミナルケアも行っており、終の棲家として検討も可能。
∴ 常時医学的管理が必要な要介護者のための施設
まとめ
大雑把で申し訳ないですが、以下の表にまとめてみました。
自立度 | 費用 | 候補施設 |
高い | 低い | ケアハウス 介護老人保健施設 |
高い | 高い | 住宅型有料老人ホーム サービス付き高齢者向け住宅 |
低い | 高い | 介護付き有料老人ホーム グループホーム |
低い | 低い | 特別養護老人ホーム 介護老人保健施設 介護療養型医療施設 |
自立度に関しては、私の主観が入っているのであくまで目安程度でお願いいたします。
明らかに認知が相当進行している、または寝たきりの状態は“低い”としています。
自立度についてですが、アセスメントシート上では自立度正常と記載しているけれども
明らかに釣り合っていない方が実際多くいらっしゃるように思えます。(相当認知が進行している方など)
悲しいことに、住宅型有料老人ホーム、サ高住ほどそういう方が多いんですよね。
要介護についても絶対1じゃないだろっていう方も多いです。
その為、本来受けるべき介護サービスを選択できる能力がなく、享受できていないという現状があり、それが見落とされていてなりません。
私のフォロワーの方で、介護認定調査の重要性を書いてくれている記事がありますのでご紹介しておきます。大変参考になりますので是非ご覧になってください。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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