こんばんは、ドクトルです。株価市場では、米国株が大幅に下落し混乱している模様ですがここは慌てず冷静に。
さて、昨今新型コロナウイルスの蔓延により、様々な規制が張り巡らされました。
訪問歯科業界も全く他人事でなく、感染防止の為往診禁止になったりもありました。現在は大分緩和されましたが、ご家族の直接面会禁止等まだ制限は依然としてあります。
そこで今日は、そんな会えない状況にある、入居者様のご家族に意外と喜んでもらえたことについてご紹介したいと思います。
正直、今回はポエムティックになってしまうと思いますので私の独り言だと思って聞き流して下さい。
今日のブログを読んで分かること ⏩ご家族はお顔を見るだけでも喜んでくれる
①顔写真を郵送して差し上げた
通常、訪問歯科として介入することになると、先ず身内の方々にご連絡と治療計画書(これからどういうことをしていくか)を郵送します。
ただ、ほぼフルマウスで治療が必要になる場合ですと、電話口と書面のみではなかなかイメージされにくい部分があります。
そういう時は、横に説明書きを入れたお口の中の写真をご送付します。
大体のケースはお口の写真のみなのですが、入れ歯の作製をする際は、顔貌も参考にする為、お顔の写真も撮影します。そういった際は、お口の写真と併せてお顔が写った写真を送ることがあります。
そうすると、とあるご家族の方から「ご丁寧にありがとうございます。あと、写真もありがとうございました。久しぶりに父に会えた気がして嬉しかったです。どうぞ宜しくお願い致します。」と返書をいただいたことがありました。
まさかそんなことを言ってもらえるとは思わなかったので、大変驚いたのですが
いや、でもそうか。
コロナのせいで全然会えてないんだもんな。。
自分らの知らないところで、寂しい思いをされているんだ。
②食事風景を撮影した動画をお見せした
また別のご家族の話ですが、
入居しているお母様に、いつも差し入れでおはぎを持って来られる娘様がいらっしゃいました。お母様の好物とのことでした。
そのお母様に関しては、食べ物の噛み方が気になるところがあったので、許可を得て動画撮影していました。
すると我々の往診日にたまたま娘様が来てて、良い機会だと思い、お母様の現状説明の為にその動画をお見せしました。すると、、
嗚呼、お母さんや。
おはぎ食べてくれてるんだ。。
と笑顔と涙目が混じった表情をされていました。
何て事のないただの食事の動画でしたが、お母様が動いているその風景自体を見れたことに相当の感銘を受けていたようでした。
最後に
繰り返しになりますが、新型コロナウイルスの猛威により面会制限をかけられ、直接お会いできない状況にいるご家族は未だ結構います。オンライン面会や、数分壁越しにお会いするなど出来る施設もありますが、依然として多いのではないでしょうか。
せめてもの元気な姿、生きている姿をお伝えすることでご家族に安心してもらう。
そういう意味でも、我々訪問歯科は心の拠り所になれる部分もあるのではないでしょうか。
常々こういう意識は忘れずにいたいものです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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