こんばんは、ドクトルです。
早速ですが、本日のテーマは「うがい薬の効果について」です。
コロナ禍の昨今、感染対策の名目の元、注目を浴びて久しくなりました。今回ご紹介する論文は、うがい薬がいかに口腔内細菌の減少に効果をもたらしているか、について調査した内容になっております。
ドクトル
この記事を読んで分かること ⏩うがい薬が、どれだけ口腔内細菌を減らすか
それでは本題に入りましょう。
①研究対象者
今回の研究対象者は、身体的に健康で歯周病等もない健常者21名です。
ドクトル
平均年齢、男女比については記載がありませんでした。
②調査項目と調査方法について
調査項目については、一般細菌数とカンジダ細菌数の2つです。
また、調査方法については以下の通りです。
- 日中安静時に唾液を採取する(検体1)
- 7%ポピドンヨード30倍希釈液、薬用リステリン(青色)、薬用クールミントリステリン(黄色)の3種類をそれぞれ30ml口に含んでもらい15秒うがいしてもらう。その後水道水にて洗口後唾液を採取する(検体2)
- 検体1と検体2を用いて、一般細菌数とカンジダ数を測定
(※余談ですが自分が使用しているリステリンです⏬⏬)
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③結果
では、結果です。
- 一般細菌減少率:薬用リステリン青色(93.3%)>薬用リステリン黄色(86.6%)>7%ポピドンヨード(69.2%)
- カンジダ菌減少率:薬用リステリン青色(87.5%)>7%ポピドンヨード(75%)>薬用リステリン黄色(25%)
まとめ
では、まとめです。
『3種類のうがい薬全ては、口腔内細菌数減少に寄与していた。特に薬用リステリン青色は断トツ』
ドクトル
ヨードも素晴らしい商品なのですが、匂いが気になる、苦味が嫌、ヨードアレルギーがあるなどの方はリステリンをお勧めします。(リステリン会社の回し者ではありません)
しかし、匂い、味については好みの問題なので何とも言えないですが・・・・
ちなみに、ヨードと専門的口腔ケアを併用することで誤嚥性肺炎減少に寄与したという論文も過去にご紹介してますので、宜しければ併せてご覧ください⏬⏬
ドクトル
うがい薬については、概して口腔内清潔保持にとても有効なので、どれが一番だ、二番だというのはありません。
患者さんが使いやすいものを使っていただく。それがベストだと考えています。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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