こんばんは、ドクトルです。
今回のテーマは「上下総入れ歯の値段について(居宅訪問の場合)〜いくらかかるの?」です。
以下、計算は医療保険、介護保険それぞれ1割負担と仮定します。
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入れ歯完成まで5回の工程がある
まず入れ歯が出来上がるまでには、以下5回の工程があります。
- 型取り(1回目)
- 型取り(2回目)
- 入れ歯の高さと位置決め
- 入れ歯の仮合わせ
- 入れ歯完成
それでは、それぞれの点数を各工程に分けて計算していきます。
①型取り(1回目)
まずお口の中の型取りをします。
実はこの1回目の型取りの分は点数がありません。理由は不明です。
なので、1215+516+361=1632円 です。
これは前の記事でも書きましたが、1215円が診療代、516円と361円が居宅療養管理指導代です。歯科医師、歯科衛生士に来てもらうだけでかかる最低料金ですね。
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②型取り(2回目)
続いて型取り2回目です。
そもそも、何故型取りを2回するのかと言いますと
まず1回目の型取りで大まかな模型を作って、その模型でお口にあったトレー(型取りする器具)を作成し、それでより精密な2回目の型取りをする、ということです。
この型取りから点数がかかってきます。項目としては、連合印象272点と補診90点(患者説明)です。
それでは計算していきます。
1215円+516円+361円(最低料金)+272円×2+90円×2(型取り分)=2356円 です。
③入れ歯の高さと位置決め
項目名はBTで、283点です。
∴ 1215円+361円(最低料金)+283円×2=2142円 です。
注) 歯科医師の居宅療養管理指導費(516円)は月2回までしか算定できないので、三週目以降は歯科衛生士の居宅療養管理指導費のみ(361円)になります。
④入れ歯の仮合わせ
仮床試適(TF)190点です。
∴ 1215円+361円(最低料金)+190円×2=1956円 になります。
⑤入れ歯完成
最後に入れ歯完成時の料金です。
1215円+361円(最低料金)+2424円×2(装着料)+230円(管理料)+262円(歯の材料代)=6916円 となります。
まとめ
従って、上下総入れ歯を在宅で作った場合
合計15,002円になります。
※例外として重度障害医療証、生活保護、指定難病などの保険証をお持ちの方は負担額が上記と大分変わってくるので、もし訪問診療をご検討されておりましたら、かかる病院の方に一度料金のお問い合わせをした方が良いと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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