こんばんは、ドクトルです。
このブログでは皆様に役立つ歯科の知識、時事ネタなどお伝えしています。
さて本日、新ドラマの「リエゾン〜こどものこころの診療所」が放送開始となりました。
テーマは「こどもの発達障害のリアルと親の苦悩」について。
さて最近多くのメディアで取り上げられている「発達障害」ですが、このドラマではどういうふうに描かれているのでしょうか。
個人的な感想も含めて、綴っていきます。
※ここから先はネタバレ含むので、録画予約されている方はここで読むのを止めてください
[リエゾン〜こどものこころの診療所]第一話の中身をウォッチ
本日は「リエゾン〜こどものこころの診療所」第一話放送日でした。
ここからは、設定等も含め中身を少々深堀っていきます。
そもそも「リエゾン」ってどういう意味?
根本的な話になりますが、ドラマのタイトルにある「リエゾン」
この言葉の意味皆様ご存知ですか?
「リエゾン」とはフランス語で「連携・橋渡し・つなぐ」を意味する言葉とのこと。
特に医療界では、患者さんの精神面に対し、医療チームでアプローチするという意味でも使われているようです。
例えば「精神科リエゾンチーム」など。
※精神科リエゾンチームについて
精神科医、精神看護専門看護師、薬剤師、臨床心理士などといったメンバーで構成されている。
登場人物について
続いて登場人物について記していきます。
ここでは主要メンバー3名に絞ってご紹介していきます。
院長・児童精神科医:佐山卓(山崎育三郎)
まず一人目は、児童精神科医・院長の佐山卓先生です。
実は、先生ご本人も発達障害を抱えている当事者。
実家の大病院を継がず、叔母(佐山リエ:風吹ジュン)の小さなクリニックを後継した。
臨床心理士:向山和樹(栗山千明)
2人目は、臨床心理士の向山和樹さん。
名前だけ見ると男性と勘違いしそうだが、正真正銘の女性。
佐山先生の頼りなるパートナー。
研修医:遠野志保(松本穂香)
そして最後3人目は、研修医の遠野志保先生。
昔から注意散漫、落ち着きがない、などADHDの気質があった。
大学の教授から「医者を辞めろ」と言われ、志半ば諦めていたものの、佐山先生と出会い気持ちを切り替えた。
そして佐山先生の元で、研修医として働くことになった。
個人的に気に入ったシーン
ここからは、私の独断ですが、個人的に気に入ったシーンをご紹介していきます。
分かりづらくてすみません。
このシーンは医者を諦めようとしていた研修医遠野先生を、佐山先生が説得している場面です。
前述しましたが、遠野先生はADHDが故、不注意が多い方です。
学生時代は、周りからのサポートもあり何とか切り抜けていたものの、社会人になってからは、とうとう仕事に支障をきたし始めました。
教授から「医者を辞めろ」と言われ、意気消沈していた遠野先生。
そんな状況にある遠野先生に言った、佐山先生の言葉。
「凸凹なあなたでも、あなたにしか出来ないことがあるはずだ。痛みを抱えているからこそ、人に寄り添えることだってあるはずだ。」
手を振るわせながら言った佐山先生。
人物背景を見るに、この言葉は遠野先生だけでなく、佐山先生自身にも改めて言い聞かせたのではないかな、と個人的に感じました。
そして「発達障害」という言葉を用いず「凸凹」と表現したことにも、佐山先生の優しさが感じ取れます。
同じ病気を持っている、痛みを知っている方だからこそ言えた優しい言葉。そう感じます。
まとめ〜心が優しくなれた1時間でした
では、まとめです。
現実問題云々は置いといて、とにかく心が洗われる1時間でした。
仕事の現場での受け入れ体制、発達障害該当者の扱い方など、色々と問題はあると思いますが、それはさておき、純粋に楽しむスタイルの方が良いのかなと感じました。
しかし最近は情報番組を始め、発達障害について、メディアで多く取り上げられる機会が本当に増えましたよね。それぐらい世間全体で考えなければならない事項、無視できない問題であるということなのでしょう。
発達障害のお子様、親御さんとの向き合い方は、同じ医療従事者として学べるところがあると思うので、勉強がてらこれからも鑑賞していきたいと思います。
あと、個人的には「佐山先生の過去」についても気になるところです。
※余談ですが、発達障害についての関連記事もご紹介しておきます⏬
また、原作が気になる方はこちら⏬
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ここまで読んでいただきありがとうございました。
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