歯肉増殖を起こす薬3選〜介護者の方々は是非頭の片隅に入れといてください

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ドクトル
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こんばんは、ドクトルです。

このブログでは、皆様に役に立つであろう歯科の知識を、論文紹介を交えてお伝えしています。

要点はマーカーで引いておりますので、その部分を読むだけでも内容はご理解いただけるかと思います。最悪吹き出し部分を読むだけでも大丈夫です。

注)今回は論文紹介ではありません

さて今回は論文紹介はお休みにしまして、「歯肉増殖を起こす薬3選」についてお伝えしていきます。

介護者の方々には周知していただきたいので、是非拝読のほど宜しくお願いいたします。

本題に入る前に、歯肉増殖についてですが、下図のとおり、歯茎がぼこぼこに腫れる病態です⏬

「DENTAL YOUTH SHARE」より引用

歯茎が腫れるといえば、口腔清掃不良による歯周病、前治療した歯が膿んで腫れてる….etc様々原因は考えられますが、実は服用しているお薬の副作用としても何例か出ることがあります。

上の写真も状態としてはひどいですが、実際私が診ていた患者さんでは、歯が移動するぐらい腫れていた方もいらっしゃいました。

この歯茎を腫らすお薬3選を、今からご紹介していきます。

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①血圧を下げる薬

先ず一つ目は、血圧を下げる薬です。

代表例はCa拮抗薬。商品名はニフェジピン、アムロジピンです。

多くの高齢者の方は服用されているのではないでしょうか。

体感ですが、ニフェジピンを服用されている方に多いように思えます。

データによれば、ニフェジピンの発生率が7.7%、アムロジピンで1.3%とされてます。(詳細はこちら)

ドクトル
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高齢者のほとんどの方々が服用されているので要注意。

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②てんかんを抑える薬

そして二つ目は、てんかんを抑える薬です。

代表例は、フェニトインです。

データによれば、長期服用で約50%の確率で発症するとされてます。(詳細はこちら)

ドクトル
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寝たきりの認知症、パーキンソン病、精神病の方などがよく服用されています。

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③免疫を抑える薬

そして最後が、免疫を抑える薬です。

所謂、自己免疫抑制剤と言われるもので、代表例はシクロスポリンです。

長期服用で25~30%の確率で発症するとされます。(詳細はこちらから

ドクトル
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一般的にこの薬を服用されている方は、自己免疫疾患をお持ちの方です。

が、現在はほとんど処方されていないかもしれません。実際私が今までお会いした中ではこの薬を服用されている方はいらっしゃいませんでした。前述した副作用の懸念があるからでしょう。

私がお会いした方では、リウマチ、1型糖尿病、シェーグレン症候群、バセドウ病の方で、服用されている薬は全員ステロイドでした。

まとめ〜対応法について

というわけで、今回は歯肉増殖を起こす薬3選についてご紹介いたしました。

実際私がお会いしたのは2名だけで、お二方とも降圧剤服用の方でした。

あまり数は多くないですが、痛み等も無く見過ごされることが多いので油断はできません。

対応法としましては、まず我々歯科医を呼んで下さい。状況を見てお薬の影響であれば、こちらからお医者様の方にご連絡します。お薬を変えていただく、治るまでは口腔ケアにて要観察といったところでしょうか。

最後に一つ付け加えさせていただきますと

歯肉増殖は薬剤単独というより、口腔内清掃不良も相まって生じると考えておいた方が良いです。なので、お薬を飲まれていて且つ長年歯医者にかかっていなければ、リスクはあると想定しておくべきでしょう。

降圧剤は、ほとんどの高齢者が服用されているので、今日の知見につきましては是非持ち帰っていただければ幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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