異性介助に同意書は必要か?etc〜とあるNHKのツイートで炎上している件を踏まえて調べてみた

異性介助 時事ネタ
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ドクトル
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こんばんは、ドクトルです。

このブログは歯科の知識、時事ネタ、ドラマネタなどをお伝えしている雑記ブログです。

さて今回は、つい先日のとあるNHKのツイートについてです。

先ずは、こちらをご覧ください⏬

異性介助における問題提起を発信したツイートですが、この発言が問題視され、結果Yahooニュースに掲載されるほどの炎上騒ぎになりました。

「異性介助」については、今回の炎上騒ぎまでは、あまり考えたことが無かったので、これを機に異性介助に関連する事柄について調べてみました。(同意書を要するかetc)

NHKの「異性介助」ツイート:なぜ炎上したのか?

先ず、そもそもなぜ今回は炎上してしまったのでしょうか?

各所様々な意見が飛び交っていますが、数例ピックアップしてみました。

男性ヘルパーを冒涜したような書き方

今回のメッセージを見るに、あたかも男性ヘルパーから性的嫌がらせを受けたような書き方に見えます。

ですが、実情は異なり、ただ異性に介助された事が、尊厳を傷つけたと主張しているのです。

まあいずれにせよ、この伝え方では、男性ヘルパーを侮辱していると捉えられてもやむを得ないでしょうね。

Twitter上でのコメントはこちら⏬

嫌なら自費で「同性」介護者を雇え

そもそも、介護職員の方々も異性には気を遣うのは百も承知です。

加えて、介護職は慢性的な人手不足。

入居者全員のニーズを満たすことは、ほぼ不可能に近いといえるでしょう。

こういったシビアな状況において介護をしているにも関わらず、尊厳だの文句を言われるのは腹立たしい、と。

そう思われるのは、ごもっともだと思います。

Twitter上でのコメントはこちら⏬

元介護業界に従事していた「EXIT」りんたろー。の意見

今回の異性介助の炎上の件について、「EXIT」りんたろー。さんはこう語りました。

現場はそうも言ってられない状況が現実として、めちゃくちゃあって。そもそも、男性がいない日もざらにあるんですよ、少ない業界ですから。そういう中で、着替えから入ってみましょうかってなって、だんだん僕に慣れてくれて、お風呂に入れるようになった方もいるんですよ。本当に人手不足なので、それを改善していかないと、どうにもならないと思いますね

「NHKハートネット」女性障害者の介助めぐるツイートが物議 8年間介護業界で働いたりんたろー。が語る より引用

本当は同性同士で介助させてあげたいが、人手不足が故、現実問題困難な場面は多々ある。

つまりは人手不足を解消しない限り、根本的に改善しない、と主張しています。

NHK「ハートネットTV:特集・障害のある女性 言いたくても言えない性の悩み」にて

こちらのツイートのソース元はNHK「ハートネットTV」です。

今回の異性介助については、「ハートネットTV:特集・障害のある女性 言いたくても言えない性の悩み」にて放送されました。

番組上では以下のように語られていました。

  1. 異性介助には違和感がずっとあった
  2. 雰囲気的に自分の希望を言いづらい(女性に変えてほしいなど)
  3. 生理の介助が特に嫌だった
  4. 施設内では自分の気持ちを押し殺して何とか過ごしていた
  5. 人員確保もさながら、悩みを心置きなく打ち明けられる環境を作ってほしい
  6. 介護従事者の慢性的な人員不足
  7. 少ない人数体制では、目の前の介護に精一杯というのが現状

以上から

本当は嫌だけど我慢している被介護者 vs 日々の業務で余裕のない介護者

という二項対立が生じていることがわかります。

異性介助の現状:同意書はあるのか?法的に禁止されているのか?など

以上のように、同性介助は、現場的に困難なことが多いことが実情としてお分かりいただけたかと思います。

では、この異性介助についての事務的な現状について少々調べてみました。

同意書はある所はあるが、全国的に少ない

調べてみますと、一応あるにはあるみたいです。

例えば「社会福祉法人 慈愛会 特別養護老人ホーム田平ホーム」では異性介護についての選択項目がありました。

しかしながら、全国的に数は少ない模様です。

なお、法的に禁止している、といったことはないみたいです。

補足:原則同性介助を基本とする、という主張もある

中には、原則同性介助を基本とする、と主張している所もありました。

ソースはこちら→「平成29年 12月6日 埼玉県障害者虐待防止・権利擁護研修」

例えば入浴・排泄など、正当な業務の上で性器に触れることは虐待に当たらないが、異性が行うのは問題なので、やはり原則同性介助するべきである、とのことです。

まとめ:介護者の善意を無視した被介護者の一方通行すぎる主張

では、以下まとめとします。

今回の件に限らず、近年における介護の問題って、被介護者側の主張が一方通行すぎるそして介護する側の善意を汲み取ってなさ過ぎると思います。

例えば、兵庫県西宮病院で起きた、認知症患者転倒に対して損害賠償を命じられた事件

他には、北海道:あすなろ福祉会での、入居者に対する不妊治療提案の件についても然り。

綺麗事だけでは片付けられない現状を、「尊厳・人権」を盾に押し通そうとし過ぎている節があるのではないか、と感じざるをえません。

確かに嫌な気持ちは分かるのですが、今回の異性介助ですらも「尊厳を傷つけた」行為に当たるのであれば、これから介護者はどうやって入居者の方へと歩み寄れば良いのでしょうか。

こういった事例が続くのであれば、もう誰も介護出来なくなると思いますけどね。

一々揚げ足取りされたんじゃ、やってられなくなるでしょ。

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ここまで読んでいただきありがとうございました。

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