こんばんは、ドクトルです。
このブログでは皆様に役立つ歯科の知識、時事ネタなどをお伝えしています。
さて本日は、ドラマ「リエゾン:こどものこころ診療所」第七話の概要について画像付きで解説していきます。
前回のお話はこちら↓
原作はこちら↓
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第七話のテーマについて
早速本題に入りましょう。
第七話のテーマはズバリ、「さやま・こどもクリニック存続の危機!?」です。
ん?と思われた方もいるかもしれません。
いつもは、とある患者さんにスポットを当てて話が進んでいくのですが、今回は「さやま・こどもクリニック」を巡っての話が中心でした。
なお今回は、患者さんが2名出てきます。
以下ネタバレ含みますので、録画予約されている方はここで読むのを止めてください。
パニック障害に悩む女性:紺野美樹(南沢奈央)
とある日のこと。
遠野先生と佐山院長は、佐山記念総合病院:精神科の症例検討会に参加していた。
その帰りのこと。佐山院長は遠野先生に尋ねる。
「そろそろ研修も終わりますが、遠野先生は終わった後のことは考えていますか?」
対して遠野先生。「いや、何も考えていません。」
そこで佐山院長は、佐山記念総合病院の精神科で児童精神科医として後期研修を勧めた。
同じタイミングで、弟の佐山秀(塩野瑛久)に呼び止められる佐山院長。
「お兄さん、院長がお呼びです。」
佐山院長は渋々、院長室に向かうのであった。
一方遠野先生は、先に病院へと戻ることに。
すると、過呼吸に苦しむ一人の女性を待合室で目撃する。
彼女の名前は紺野美樹(南沢奈央)。パニック障害を抱えている方である。
遠野先生としばらく会話し、落ち着きを取り戻した紺野さん。
遠野先生は去り際に、もしものことがあればと思い、紺野さんに「さやま・こどもクリニック」の連絡先を渡したのであった。
そうこうしていると、紺野さんの診療が回ってきた。
医師に現在の病状、職場でのストレスをお伝えしようとするが、医師はあまり傾聴してくれない模様。
「そうですか、それは大変ですね。お薬飲んでください。お大事に。」
超事務的に対応された紺野さんであった。
※紺野美樹役の南沢奈央さんのプロフィールはこちら↓
ASD(自閉スペクトラム症)の娘を抱える父:丸山浩之(三浦貴大)
そしてもう一人の患者さんは丸山家。
ASDの娘、丸山優実(加藤柚凪)と弟の2人の子供を抱えている。
なお、奥様は交通事故で亡くしており3ヶ月になる。つまり父子家庭である。
優実ちゃんは、聴覚過敏と偏食が強い。
ASDの特徴の一つに、「こだわりが強い」というものがあるが、優実ちゃんは正にそれが顕著に表れていた。
とある日、優実ちゃんの朝食を買いに出かけていた時のこと。
家の前にパトカーが止まっており、何やら騒がしい。
何とそこには優実ちゃんの姿が。
優実ちゃんは最近一人で外に出てしまうようだ。
悩んだ丸山さんは、「さやま・こどもクリニック」を訪れた。
優実ちゃんの状況説明と、奥様が亡くなっていること、その事実に対し優実ちゃんがどういう感情を抱いているのか分からないこと….丸山さんは丁寧に佐山院長に説明する。
一連の状況について把握した佐山院長。その後、遠野先生にも話を振る。
遠野先生は丸山さんに尋ねた。
「お父様の方は、最近体調は大丈夫ですか?」と
丸山さんは答える。
「最近見たくない夢を見てしまう。妻が生きていた頃の夢です。目が覚めると妻はいない。それが現実だが、やはり辛いものは辛い。」と
丸山さんは精神的に大分疲弊していたのであった。
帰り際に、佐山院長は丸山さんに「こどものグリーフケア」への参加を提案する。
同じ悩みを持った、親・子供達が集まって話し合う場である。
同時に佐山院長は自身のことについても語り出す。
自分もASDであったこと、母を幼い頃に亡くしたこと….
丸山さんは、グリーフケアへの参加について前向きに検討するのであった。
※三浦貴大さんのプロフィールはこちら⏬
佐山院長の過去と「さやま・こどもクリニック」の存続について
さて、ここからは少し話が変わります。
佐山院長の過去は少々複雑であった。
前述したが、佐山院長は幼い頃に母を亡くしている。それと同時期に伯母の佐山りえ(風吹ジュン)に引き取られる。
どうやら、佐山院長の父はASDの佐山院長の育児に大変悩んでいた、それ故佐山院長のことを蔑ろにしている節があり、その状況を見かねた伯母:佐山りえ先生が引き取ったという流れである。
その後父は再婚し、子供が出来た。その子供があのイケメン眼鏡、佐山秀である。
つまり佐山秀と佐山院長は腹違いの兄弟ということである。
こういった複雑な事情が重なったこともあって、長年佐山家との確執があるようだ。
加えて、「さやま・こどもクリニック」の現状については、経営状況は厳しくかなりの赤字を抱えている模様。
この状況を見かねた、佐山院長の父が、佐山記念総合病院の精神科で医局長をしてもらうこと、それに伴い「さやま・こどもクリニック」を閉院するようプレッシャーをかけているのでは?と推察される。
どちらにせよ存続の危機に対峙している状況であることは間違いない。
この現状については、遠野先生も含めスタッフの方達も確証は得られずにいる。
佐山院長に直接聞くしかない
冒頭で紹介した、紺野美樹さんは依然として過呼吸で苦しんでいた。
端的に言うと、紺野さんは職場からパワハラを受けている。
何も仕事がない部署に追いやり、辞めるよう促す卑劣極まりない手口だ。
そして勤務中にも強い発作が。
そういえば以前「さやま・こどもクリニック」の連絡先をもらった。
死ぬ思いで、何度も電話するが出ない。
そして、とうとう繋がった。相手は遠野先生。
緊急を要する状況であると判断した遠野先生。
急いでアポを取ってくれたのであった。
何とか病院に来れた紺野さん。
紺野さんは苦しんでいる状況を洗いざらい話す。
過去に陸上選手で、今の会社も陸上の推薦があり入社できたこと。一昨年靱帯を断裂し、選手生命が絶たれたこと、同時に会社からの不遇が強くなったこと、毎朝会社に行くのが苦痛であること….
パニック発作の原因が職場からの嫌がらせであることは、もはや明らかである。
佐山院長は言う。
「パニック障害の症状として、いつ発作が来るか分からないと言う不安症状、そしてもう一つに誰も助けてくれないという恐怖症状があります。」
「紺野さん、もしまた発作が起きたら『パニック障害では決して死なない』ということを思い出してください。」
深く話を聞いてもらい、安心した紺野さんであった。
そして診療後。
向山さん、遠野先生、そして佐山院長の3人で暖を取っていた。
遠野先生は今の胸中を佐山院長に伝える。
「私、佐山総合病院での後期研修あまり乗り気じゃありません。自信がありません。」
佐山院長は答える。
「これからのことは自分自身で決めていくものです。それに総合病院で研鑽を積むのも経験として大事です。」と
遠野先生はとりあえず納得した。
そして、最後にもう一つ聞かせてくださいと。
「私を外に出そうとしているのは、このクリニックがなくなるからじゃないですよね?」
佐山院長はしばし沈黙した後、答えた。
「回答については考えさせてください。」
まとめ
というわけで、以上「リエゾン:こどものこころ診療所」第七話の概要でした。
最後の佐山院長のセリフ、はっきりと否定しないところを見ると、クリニックが直面している事態は思った以上に深刻そうですね。
来週、その全貌が明らかになります。
果たしてさやま・こどもクリニックは無くなってしまうのか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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