高齢者の薬飲み過ぎ問題について一言言わせてくれ

多剤服用中の老人 論文紹介
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ドクトル
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こんばんは、ドクトルです。

このブログでは、皆様の役に立つであろう歯科の知識を、論文紹介を交えてお伝えしています。

要点はマーカーで引いておりますので、その部分を読むだけでも内容はご理解いただけるかと思います。最悪吹き出し部分を読むだけでも大丈夫です。

注)今回は文献紹介です。

さて本日のテーマは「高齢者の薬飲み過ぎ問題」について。

なお今回は文献の紹介です。

「高齢者の薬飲みすぎ問題」について、文献紹介を通じて皆様と知見を深めていければと思います。

それでは本題に入りましょう。

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①多剤併用とは

近年、高齢者の多剤併用が問題視されています。

専門用語では「ポリファーマシー」と呼ばれています。

定義の際には、服薬している数ではなく、複数の薬を服用して問題が生じているか、そうでないかが本質にある。

なお、近年での調査によると、5種類以上で転倒リスクの増加、6種類以上で有害事象があるとされており、日本では5〜6種類以上の服薬をポリーファーマシーと呼んでいます。

薬の増加は多病が原因であるため、なかなか避けることが難しい問題とされています。

ドクトル
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実際の現場では、スーパーのビニール袋1袋分ぐらいお持ちの方もいます。

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②薬が体力低下をもたらす!?

身体悪化を予防する為の薬が、皮肉にも高齢者の脆弱サルコペニアに拍車をかけているという事実がある。

具体的には、ふらつき・転倒、抑うつ、記憶障害、せん妄、食欲低下、便秘、排尿障害・尿失禁など、薬剤の飲み過ぎによる有害事象により全身の筋力の低下をもたらしてしまうということ。

こういった現症を「薬剤性サルコペニア」と名付けている。

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③サルコペニアになりやすい原因薬物は何か?

それでは、どういった薬物が原因となるのでしょうか?

代表的薬剤はズバリ2種類。

ベンゾジアゼピン系睡眠薬・抗不安薬、抗コリン薬

主として食欲低下、筋弛緩作用(脱力感)などの副作用が大きな原因とされる。

ドクトル
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その他には過沈静による嚥下障害、唾液分泌減少による口渇などが挙げられます。

その他注意すべき薬剤リストは以下の通りです。

「特集 サルコペニアに対するリハビリテーション医療〜薬剤性サルコペニア」より引用

④サルコペニアを回避するためにはどうすれば?

ではサルコペニアを回避するにはどうすればよいのでしょうか?

本文献によると、用量のメンテナンス、服薬の優先順位を考え多剤服用を回避、薬の一包化にする、貼付式にするなどコンパクトにしてみる、という方法を挙げていました。

ドクトル
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言われたまま服用するばかりでなくて、何かしら不具合があれば適宜お薬の量については積極的に相談していかなければいけませんね。

まとめ〜社説

最後に私独自の社説を持って、結びとさせていただきます。

我が国日本でのポリファーマシーの定義を基に考えてみると、私が往診しているほとんどの高齢者がポリファーマシーです。

全員が当てはまる訳ではありませんが、よく見られる症状として

  1. 口渇
  2. 舌の痛み
  3. 抑うつ
  4. 食欲不振

が多いです。

しかし、この文献にもあったように複数疾病がある方が多い為、なかなか減薬するには難しい現状があります。

歯科医師の立場としては「一度お医者様にお薬の量と種類についてご相談してみたら良いかもですね。」としか言えないのが実情です。内服のコントロールは歯科医師は出来ませんので。もし、日常生活に支障が出てきて緊急を要する場合には、自分から連絡することもあります。

また、明らかに不必要な薬が混在していることもよく見られます。

例えば、血圧を上げる薬と下げる薬が混在している、複数の睡眠剤が混在しているなど。

ドクトル
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一体何がしたいんだ….

信じられないかもしれませんが、実際こういったこともあります。

最後に介護をされている方々へお願いがあります。

もし可能であれば一度お薬手帳を見直して、同じ作用の薬が複数ないか、眠剤が何種類も処方されていないか、など確認してみてください。

ポリファーマシーについては、こちらの過去記事も併せてご覧くださいませ。

ここまで読んでいただきありがとうございました。

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